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2017年5月 9日
郡中二百年祭 来良夢で郡中十錦と江山焼などを展示

郡中二百年祭を記念し、郡中まち元気サロン来良夢(こらむ)で、郡中十錦(じっきん)と江山焼(こうざんやき)と仲田蓼村の文書などの展示をはじめています。展示期間は、5月20日頃までの予定で、展示棚の新設ができましたら、その後は常設展示になります。

郡中十錦は中国清朝の十錦を模した磁器で、江戸後期に灘町の人、小谷屋(おだにや)友九郎が創始しました。友九郎の窯は、現在の灘町三丁目の宮内新聞店の向かい側で代々薬種商を営む小谷屋の奥の庭にありました。作品は、素地の砥部焼に独自に考案した色とりどりの鮮やかな釉薬をかけ、細密な絵付けや模様が施されています。相当高価な焼物で、裕福な商家などが買い求め、正月などの「晴れの日」に限り使われていたようです。

江山焼は、明治中期頃に郡中湊町で槇江山(こうざん)が創始しました。作品は茶器、花器、人形などで作風は楽焼に似て素朴・風雅の趣があります。大正天皇、昭和天皇は親王殿下の時期に江山焼をお買い上げになり、明治42年、伊藤博文公が郡中来町のときには「伊藤博文染筆江山焼抹茶茶碗」を制作しています。湊町の大師堂山門の上にある江山焼金剛力士像は、江山最晩年の大作です。

友九郎と江山は、繁栄する町、郡中に生まれた「町人文化の粋」ともいえる数々の名作品を残しました。いづれも、作家窯・個人窯で実質上一代で終わりましたが、今も評価されている名陶芸家でした。郡中に生まれた文化、それは郡中十錦と江山焼、そして江戸後期の灘町の人、仲田蓼村(りょうそん)の俳諧だったようです。仲田蓼村の日記帳も展示しています。 

★槇江山と村上霽月.pdf

写真は来良夢に展示している郡中十錦