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自主防災組織の活動
 
米湊C地区01

米湊C地区

「まちで暮らす人、一人ひとりの力を引き出す」

狭い路地が残る商店街の一角に米湊C地区はあります。 「一時は子どもの数が減って寂しい地区になりかけたのですが、最近になって私の子ども世代が孫を連れて帰ってきたり、 地区内にマンションが建ったりして子どもの数が増えました。やっぱり子どもの元気な声が聞けるのはうれしい、 地域を元気にする一番の元です」と、優しい笑顔でお話してくださったのは米湊C地区の自主防災組織の会長である若藤清高さん。 「公に助けてもらうのをただ待っているだけではなく、自分たちの力で出来ることからやってみよう!と自主防災組織を立ち上げたのが平成19年です。 米湊C地区では自主防災組織設立の基盤となった自慢があるんですよ」と、話は米湊C地区の自主事業のことになりました。

米湊C地区では、町内会活動の資金確保のために廃品回収の活動を8年前から行っています。 月に1回愛護班の子どもと一緒に各家庭を周り古新聞を集め、それで得た資金を地域のさまざまな活動に活かすのです。 その一つがいもたき会、朝早くから準備をはじめて本番から片付けまで、みんなで行います。大人も子どもも混じり合って準備をします。 「子どもたちの暮らしを一つとっても昔とは大きく様変わりしました。知らない人から声を掛けられたら危険と思わなければならない時代です。 そんな中で地域の人同士が知り合い、あいさつを交わすことができる関係をつくっていくのは、災害時に助け合うための一番大切なことです」と若藤さんは言います。 ここで生まれた地域の輪は自主防災の活動を支える、地域の貴重な財産となっています。

取材途中、若藤さんから反対に質問を頂きました。「あなたの特技はなんですか?」突然の質問に躊躇していると「気がついていないだけできっと自分なりの特技を持っているはずですよ。 以前にこの質問をある人にしたら、声が大きいくらいかなぁ・・・と答えてくれたことがありました。 声が大きいなんて特技になるかなぁ、と思うかもしれませんが、災害時に大きな声はきっと役立つはずです。 私たち一人ひとりは隠れた特技を持っています。それに気づき、発掘する作業が地域づくり、防災に強いまちづくりにつながるのではないでしょうか」まちに暮らす人、 一人ひとりを知り、その人の力を引き出す、本当にいざという時がきたその時に役立つ真の自主防災活動に向けて米湊C地区の活動は今日も続いています。

 
灘町A地区01

灘町A地区

「防災というテーマを中心に地域が横につながっていく」

自主防災組織の活動は地区それぞれの主体性に任されています。 伊予市内にある64の自主防災組織もその活動内容はさまざま、 学習会や消火実験の開催をはじめ火災報知機の斡旋活動を行っている地区もあります。 中でも積極的に防災訓練や防災グッズの備蓄などを着実に積み重ねている灘町A地区の活動について区長で自主防災会の会長をされている米井豊さんにお話をお聞きしました。

灘町A地区は平成19年に自主防災組織を設立。 防災に関心を持ってもらうと共に地域のコミュニティー活動の一環として防災訓練を積極的に開催してきました。 「まずは地域の人たちに防災について関心をもってもらうことが大切、防災訓練もより多くの人に参加してもらうための工夫が必要です。 そのために私たちの地区では起震車による地震体験やAEDの体験、非常食(パン缶詰)試食やうどんの炊き出し訓練などさまざまなプログラムを行っています。 スタートはイベントでもその積み重ねが実際に災害が起きた時に役立つものに成長していく。 始めから100%を求めるのではなく10%でも20%でも助け合うことができれば、やった価値があると思っています」そんな灘町A地区では平成21年度の防災訓練では130名の方が参加しています。 米井さんが1枚の防災マップを見せてくださいました。そこには、地区内に住む独居のお年寄りや高齢世帯を数名の支援者が取り囲むマークがいくつも記されています。 これは、実際に災害が起きた時に一人では避難することができない要援護者と身近な近所の支援者をグループ化したもの。 約2年を掛けて米井さんたちが要援護者と支援者宅を一軒ずつ廻ってマッチングしたものです。 「地区の中には、私が現在担当している区長をはじめ、防災委員、広報委員、民生委員、高齢者相談員など様々な役割があります。 そのどれも地域住民が安心してその地域の中で暮らしていることができるよう支援をするのが目的ですが、それぞれの活動分野が異なるだけになかなか連携する機会がありません。 しかし防災となればそんなことは言っていられません。地域の中に住む一人のお年寄りを支えるといった具体的なことを目標におけば連携することができるのではないでしょうか」と米井さんは言います。

現役時代を大阪で過ごし、引退後に故郷である伊予市灘町にUターンした米井さん。 「帰って来て引き受けた区長の仕事。引き受けた以上は一生懸命取り組むのが私の信条です。 地区の方たちと一緒なって汗を流すことで、知り合いも増えました。 この役を引き受けてなかったら、こんなにも知り合いは増えてなかったでしょう」防災をテーマに横につながる灘町A地区のネットワークは現在も拡大中です。

灘町A地区02

町内に設置された消火器

灘町A地区03

まごころ銀行の支援を受けて設置した灘町Aの自主防災倉庫

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倉庫の中には、誰が見てもわかるように備品リストを掲示

灘町A地区05

2009年の防災訓練の様子。地域の人たちが大勢集まりました。

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消防署をはじめとする周囲の専門家とも連携